2012年2月2日木曜日

イベントも近いし怖い話でもしようか。

そう、あれは昨年の冬の終わり…。

その頃の僕はといえば、
エアコンもストーブも、
ハロゲンヒーターさえない狭い部屋で一人、
毛布にくるまりながら毎晩寒さに震えていました…。

あまりの寒さに眠ることすら十分にできずにいましたが、
それでも時は流れて幾分すごし易くなったある朝のこと。

なぜか唐突に眠りから覚め、
自分のすぐ横にある机の引き出しから目が離せなくなりました。

カーテンの向こうは夕方かと思うほどの朝焼け。
濃密な何かの気配が部屋の中に充満しています。


その出所が、目の前の引き出し。


最後に開けたのは…。

入れておいた物は…。

わからない…。


それでもなぜか今自分は、
この引き出しを開けなければならない気がしている…。

寒さとはまた違う理由で震える指先を、
押し出すようにして引き出しに添える。


呼吸を落ち着かせ、一気に引く!


そこには…!!



もの凄い数の未使用のホッカイロが…!!



って、ただの残念な話じゃねえか!