2017年5月11日木曜日

「情を通じて」

僕の住まいは住宅密集地でね。
子供の声や犬の吠え声とか、実際結構うるさいんだ。
もう僕もやっぱりファズ踏んでいいんじゃないかな?とか。思ってみたりね。


ある日ちょうど僕がセカセカとマンションの入り口に帰ってきた時に、
小学校、中学年くらい?の男児が奇声を上げて駆け回ってたのだけど。しかも1人で。


僕を見て、フリーズしたんだ。


ピタッと、直立不動に。



「そうだ、いいぞ」
「僕のことが見えてない時もその調子で頼むぞ」


なんてほくそ笑みつつ階段を上がったものの、
彼のなんとも言えない虚ろな目が、妙に印象に残っているよ。



熱くなったり醒めたりして、少年は大人の男になっていくんだね!
いやーなんかっ!
俺いいことしたなぁー!ピッキングハーモニクスピィィー!!