待ち合わせまで少し時間が空いたから、
雨を凌げる場所を探してたどり着いた。
ちょうど良い固さのソファー。
ベンチというにはあまりにも上質だけど、
まぁそういう用途のやつさ。
そこから目に映るハンドバッグやサンダルはピカピカと輝いて宝石のようだ。
その中をパタパタと舞う店員はもう完全に妖精だ。
間違いなくいい匂いがする。確信がある。
そんな四角い花園の中で、僕はWi-Fiをつなぐ。
一覧に現れる「Hikarie」の文字。
このビルの公共ネットワークだ。
やった、これで僕もこのパラディソの、
より深いところに達することができる。
僕はこのヘヴンの煌めきのひとつになり、
また僕自身がビッグシティ渋谷を照らす慈しみそのものになるのだ。
...と、いつも通り、
僕お得意の気持悪い妄想を働かせるじゃないですか?
なんかね、繋がらなかったんですよ、Wi-Fi。
メアドを入力して、ぽちっとやるだけなんですけどね、どうしたんかねー。
やっぱりね、そういうことなんですよ。
かぁー!よっくできてら!
雨を凌げる場所を探してたどり着いた。
ちょうど良い固さのソファー。
ベンチというにはあまりにも上質だけど、
まぁそういう用途のやつさ。
そこから目に映るハンドバッグやサンダルはピカピカと輝いて宝石のようだ。
その中をパタパタと舞う店員はもう完全に妖精だ。
間違いなくいい匂いがする。確信がある。
そんな四角い花園の中で、僕はWi-Fiをつなぐ。
一覧に現れる「Hikarie」の文字。
このビルの公共ネットワークだ。
やった、これで僕もこのパラディソの、
より深いところに達することができる。
僕はこのヘヴンの煌めきのひとつになり、
また僕自身がビッグシティ渋谷を照らす慈しみそのものになるのだ。
...と、いつも通り、
僕お得意の気持悪い妄想を働かせるじゃないですか?
なんかね、繋がらなかったんですよ、Wi-Fi。
メアドを入力して、ぽちっとやるだけなんですけどね、どうしたんかねー。
やっぱりね、そういうことなんですよ。
かぁー!よっくできてら!