「何も見えないね…」
「一面砂嵐みたいだ…」
???「ふぉっふぉっふぉ、
ここがどこか知りたいかい?」
「だっ、誰っ?!」
???「ワシが誰かなどどうでもよい。
それより、おぬし達がいるのは時空の狭間じゃよ」
「時空の?!」
???「さよう、そこが『平成』と『安久』の、
ちょうど切り替わる特異点じゃ。」
「『安久』…?『令和』じゃないんですか?」
???「そんな未来もあったのう…あれは気の毒じゃった…。」
「えぇっ!何があったんですか?!」
???「じつはな…」
「そっ!そんな!!」
???「まだ何も言っとらんじゃないか!
ともかく!キミ達にはここで一ヶ月の間、
安久で何を為すかをじっくり考えてもらうんだからねっ!」
「キャラが変わった…」
「どうする?」
「どうするもなにも…」
???「?」
「僕たち紙だし」
「そうだね、ちょっとヒダ折しただけの紙だもんね」
???「!!」
「すみません、そういうことですので…」
???「ちょちょちょちょちょちょちょちょ」