昔のどうでもいいことを思い出すんだ。
誰にでもあるだろう?
15年くらい前の夏の日、
僕は池ノ上に向かって歩いていた。
渋谷から。
井の頭線の3駅分さ。
まぁいかにヒマだったかだね。
たぶん淡島通りだと思うんだけど、
線路の上の高架を渡っているその時の景色。
結構な数の車が走っている脇を、
陽炎が立ち上る中でギターと機材を背負って、
朦朧としながら目にしたのは「中央線」の道路標識。
ろくに車に乗ったこともなく育った僕は、
「へぇ、この橋の下には、
あのオレンジ色の電車が走っているのか」
と何の疑問もなく思い込んでいたんだ。
そんなわけないよねぇー。
どうだい?
本当にどうでもいいだろう?
でも最近不思議と頭をよぎることが多くてね。
何か自分の中の原風景になっているのかもしれないなぁ、なぁーんて。
全てが、青かった。
空も...僕も...標識も...。
誰にでもあるだろう?
15年くらい前の夏の日、
僕は池ノ上に向かって歩いていた。
渋谷から。
井の頭線の3駅分さ。
まぁいかにヒマだったかだね。
たぶん淡島通りだと思うんだけど、
線路の上の高架を渡っているその時の景色。
結構な数の車が走っている脇を、
陽炎が立ち上る中でギターと機材を背負って、
朦朧としながら目にしたのは「中央線」の道路標識。
ろくに車に乗ったこともなく育った僕は、
「へぇ、この橋の下には、
あのオレンジ色の電車が走っているのか」
と何の疑問もなく思い込んでいたんだ。
そんなわけないよねぇー。
どうだい?
本当にどうでもいいだろう?
でも最近不思議と頭をよぎることが多くてね。
何か自分の中の原風景になっているのかもしれないなぁ、なぁーんて。
全てが、青かった。
空も...僕も...標識も...。